秋田東警察署より

 東警察署から町内会に入ったメールをそのまま掲載しています。内容は、秋田市内で発生した特殊詐欺や声掛け事案等についてです。未然防止に、少しでもお役に立てれば幸いです。
 ■秋田東警察署 電話:018-825-5110
 ■警察相談専用電話:#9110(#キュウ110番と覚える)・・犯罪や事故に当たるのか分からないけれど、ストーカーやDV・悪質商法など警察に相談したいことがあるとき。

年金事務所職員等をかたる不審電話 2024/4/12
1 発生状況
 当署管内の60代女性宅の固定電話に、年金事務所職員をかたる男から電話があり、「年金を多く支払っている分の3万4,600円の還付金がある」「書類を郵送しているはずだが、無ければ銀行から電話がある」などと言われました。
 その後、銀行員をかたる男から電話があり、スーパーに設置されたATMに行くように指示されました。女性は、家族に相談するなどして、被害に遭いませんでした。
2 警察からのお願い
 年金事務所や金融機関等の名称を告げて相手を信用させ、「還付金がある」などと申し向けてATMに誘導して操作させたり、スマートフォン等を操作させたりするのは特殊詐欺の手口です。このような電話があった場合は、特殊詐欺を疑い、すぐに警察に相談してください。
 あらかじめ電話を留守番設定にしておき、相手に録音していることを知らせることも、特殊詐欺の被害防止に効果があります。

行政機関や警察官をかたる不審電話の発生 2024/3/22
1 発生状況
 令和6年3月19日午後2時30分ころ、秋田市居住の60代男性宅の固定電話に総務省を名乗る男から「あなたの携帯電話番号から迷惑メールが送信されている」「個人情報が漏れていて、携帯電話が勝手に契約されている、被害届を出さないといけない」などと電話がありました。
 その後、電話が転送されて警視庁の警察官を名乗る男に代わり、個人情報を聞かれて、男性が答えたところ、今度は身分証明書を送るように言われたりしたため、不審に思い警察に相談したものです。
2 警察からのお願い
 行政機関職員や警察職員等をかたり、トラブルが発生しているなどと申し向け、トラブル解決名目で金銭を要求する特殊詐欺の手口があります。
 このような電話があった場合はすぐに切って、警察に相談してくだいさい。防犯機能付き電話の利用や自宅の電話を常に留守番設定にするなど、電話の相手に録音していることを知らせることも被害防止に効果があります。国際電話から発信されるケースも増加していますので、「+」からはじまる電話番号に注意してください。

特殊詐欺被害の発生について 2024/2/29
1 被害状況
 令和6年2月14日、秋田市に住む50代女性が、インターネットを閲覧中副業に関する広告を見つけました。副業の内容は、広告の相手から課された作業(SNS上の画面をスクリーンショットする等)に成功すれば報酬が得られるというものでした。女性は、副業により複数回報酬が得られたことで相手の話を信じ込み、高額報酬を得られる作業への参加代金として複数回にわたって現金合計40万円を振り込みました。
 その後相手から、追加で50万円支払う必要があるなどと言われたため、女性がお金を工面するために家族に相談したところ、詐欺ではないかと指摘され、詐欺の被害に遭ったことに気付きました。
2 警察からのお願い
 インターネットの広告にアクセスし、SNSやメッセージアプリなどに誘導され、副業や投資名目により現金をだまし取られる被害が全国で発生しています。このような勧誘を受け、現金や電子マネーの送金を指示された場合は、一人で判断することなくすぐに警察に相談してください。

投資名目詐欺の発生について 2024/2/21
1 発生状況
 令和5年12月、60代男性が携帯電話でインターネットを閲覧中、仮想通貨に投資すると儲かるとの広告が表示されました。
 男性が広告をタップし表示されたサイトに住所と氏名を入力すると、投資の先生のアシスタントを名乗る女と連絡を取り合うことになりました。男性は女の指示どおり、投資アプリをダウンロードし、数日に分けて指定された口座に合計45万円を入金しました。さらに、男性が50万円分の仮想通貨を購入しようとしたところ、投資の運営側から購入を断られました。男性は運営の対応を不審に思い、自身が使用している投資アプリを調べると、多くの人が同じ投資アプリで詐欺の被害に遭っていることが分かりました。
 また、県内では同日に警察職員をかたる不審電話が複数発生しており、予断を許さない状況が続いています。
2 警察からのお願い
 SNS等を介して知らない相手と取引をする行為は非常に危険です。犯人は魅力的なうたい文句でユーザーを偽サイトに誘導し、個人情報や資産を盗み取ろうとします。
 ネット上でしか連絡を取れない相手を容易に信用せず、警察や身近な人に相談しましょう。

特殊詐欺被害の発生について 2024/2/9
1 被害の状況
 令和6年1月下旬頃、秋田市居住の80代女性宅に、介護施設関係者をかたる男から「あなたに老人ホームへ入所する権利があります」などと電話がありました。女性が入所を断ったところ、男から「困っている人がいるので、あなたの名義を貸してください」と、施設入所権利を譲渡して欲しいと言われ、女性はこれに応じました。
 その後、女性宅に、保険会社関係者をかたる男から「事務手続費用を電子マネーで支払う必要がある」などと電話がありました。女性は、秋田市内のコンビニエンスストアで電子マネーのプリペイドカードを購入し、電子マネーを利用するための番号を伝えて、利用権5万円分をだまし取られました。
2 警察からのお願い
 施設入所に関する権利の譲渡を仕向けた後、弁護士や行政機関の職員等をかたって「名義貸しは犯罪になる」などと告げたり、名義貸しに関する費用として、現金や電子マネー利用権を要求するのは、特殊詐欺の手口です。
 このような電話があった場合は、住所や氏名等の個人情報は一切答えず、電話を切って速やかに警察に通報してください。自宅の電話を留守番設定にしたり、防犯機能付きの電話を利用して相手に録音していることを知らせることも特殊詐欺の被害防止に効果があります。

電話会社をかたる不審電話の発生について 2024/1/24
1 被害の状況
 当署管内の60代男性のスマートフォンに、電話会社をかたる者からの不審電話がありました。男性は電話の相手から、サービスの未納料金として29万9,600円の電子マネーを購入し、カードの番号を教えるよう指示されました。
 男性はコンビニで30万円分の電子マネーを購入した後、電子マネーで支払いを求められることが不審であると気づきました。男性は自分で調べた正規の電話会社の電話番号に連絡したところ、正規の電話会社職員から警察への相談を勧められ、警察へ相談したことで、被害を免れました。
2 警察からのお願い
 身に覚えのないサービスの未納料金として、電子マネーのカード番号を教えるよう指示することは、特殊詐欺の手口です。このような電話を受け、現金や電子マネーの送金を指示された場合は、一人で判断することなく、すぐに警察へ相談してください。

特殊詐欺被害の発生について 2024/1/24
1 被害の状況
 令和6年1月20日、秋田市に住む70代男性のパソコン画面に、警告音とともに、このパソコンはセキュリティ上の理由でブロックされている旨のメッセージが表示されました。
 家族である30代女性が、表示されている電話番号に架電したところ、マイクロソフトの職員をかたる片言の日本語を話す女が応対し「パソコンを直すためには電子マネーが必要、3年間のセキュリティ保証代として6万円、5年間であれば8万円」などと言われました。家族は、コンビニで電子マネーを8万円分購入し、電話の相手に電子マネーの利用番号を伝えたところ、相手から入力が間違っているため電子マネーの買い直しが必要だと言われました。
 家族は、再度別のコンビニで電子マネーを24万円分購入し、電話の相手に電子マネーの利用番号を伝えると、相手から再度、入力が間違っているため買い直しが必要だと言われました。
 家族が電話を不審に思い、警察に相談したことで、電子マネー利用権合計32万円をだまし取られる被害に遭ったことが判明しました。
2 警察からのお願い
 パソコンがウイルスに感染したかのように装い、その対策などの名目で電子マネーを購入させて番号を聞き出すのは、詐欺の手口です。パソコン画面等に不審なメッセージが表示された際には、連絡先に電話をかけず、警察に相談してください。

特殊詐欺被害の未然防止について 2024/1/15
1 発生状況
 令和6年1月11日、秋田市に住む80代男性の携帯電話に「3億円が当選した、コンビニで電子マネーを2,000円分購入するとお金がもらえる」とのメールが送られてきました。
 男性は、家族にこのメールは詐欺であると指摘されるも、コンビニに赴き、電子マネーを購入しようとしました。
 不審に思ったコンビニ店員が、男性に詐欺であると声をかけた上、警察に通報してくれたため、男性は詐欺被害に遭いませんでした。
2 警察からのお願い
 お金を受け取るためには料金を支払う必要があるなどと、電子マネーを購入させて番号を聞き出すのは、典型的な詐欺の手口です。電話やメールなどによるお金の要求、購入情報の聞き取り、電子マネーの購入要求などがあった場合は、一人で判断せず、速やかに警察に相談してください。

特殊詐欺と認められる不審電話の発生について 2024/1/10
1 発生状況
 令和6年1月6日、30代女性の携帯電話に着信があり、NTTファイナンスを名乗る男から、「半年分の電話料金が未納状態です」「民事裁判になります」などと言われました。
 女性が電話を不審に思い、警察に相談したため、被害に遭いませんでした。
2 警察からのお願い
 電話会社を装い、個人情報を聞き出したり、未納料金の支払いを求めるものは特殊詐欺の手口です。
 このような電話があった場合は、すぐに電話を切って、警察に相談してください。国際電話から発信されるケースも増加しています。「+」からはじまる電話番号に注意してください。

投資名目の特殊詐欺被害の発生について 2023/12/5
1 発生状況
 当署管内の60代男性が、令和5年8月中旬頃、SNSで有名人の写真などが掲載された投資に関する広告を見つけました。男性は、この広告の詳しい内容を確認すると、メッセージアプリを使ってメッセージが送られてくるようになりました。
 男性は相手の投資話を信じ、勧められるまま指定された口座へ計6回にわたり現金合計300万円を振り込み、詐欺被害に遭いました。
2 警察からのお願い
 インターネットの広告にアクセスし、SNSやメッセージアプリなどに誘導され、投資名目に現金を騙し取られる被害が全国で発生しています。広告には有名人や会社社長の名前や写真を使い、信用させるものがあります。このような投資名目の勧誘を受け、現金や電子マネーの送金を指示された場合は、1人で判断することなく、すぐに警察へ相談してください。

特殊詐欺被害の発生について 2023/9/27
1 発生状況
 令和5年9月23日午後4時ころ、10代女性がパソコンでインターネットサイトを閲覧中、突然パソコンから警告音が鳴り、マイクロソフトに電話してくださいというメッセージと電話番号が表示されました。女性が表示された番号に電話をかけると、片言の日本語を話す男から、ウイルス対策ソフト費用として6万円分の電子マネーを購入するよう指示されました。
 女性は、コンビニで電子マネーを購入したことを男に伝えると、男はパソコンのカメラに電子マネーカードをかざして電子マネーの番号を入力するよう指示し、女性は指示どおりに操作しました。すると、男から電子マネーの番号の入力が間違っていて番号が無効になった、新たに6万円分の電子マネーと登録料金として4万円分の電子マネーが必要であると言われたため、女性が不審に思って警察に相談しました。女性はすぐに電子マネーの利用停止手続きをしましたが、既に当該電子マネーは使用されており、電子マネー利用権6万円分の被害に遭ったものです。
2 警察からのお願い
 パソコンがウイルスに感染したかのように装い、その対策などの名目で電子マネーを購入させて番号を聞き出すのは、詐欺の手口です。パソコン画面等に不審なメッセージが表示された際には、連絡先に電話をかけず、警察に相談してください。

架空請求被害の発生について 2023/9/1
1 被害の状況
 令和5年8月29日、秋田市居住の70代男性がパソコンでインターネットを閲覧中電子音が鳴り、画面に「電話してください」などと電話番号が表示されたことから、表示された電話番号に連絡したところ、対応した男から「パソコンの中にウイルスが入っている。ウイルス対策のためにはセキュリティソフトが必要で3年間のソフト代は4万円になる」などと支払を要求されました。男性は指示されたとおりに秋田市内のコンビニエンスストアで電子マネーカードを購入して利用番号を伝え、利用権4万円分をだまし取られたものです。
2 警察からのお願い
 パソコンがウイルスに感染したかのように装い、その対策などの名目で電子マネーカードを購入させるのは特殊詐欺の手口です。パソコン画面等に不審なメッセージが表示された際には、連絡先に電話をかけず、すぐに警察に相談してください。

架空請求詐欺被害の発生について 2023/6/23
1 被害の状況
 令和5年5月28日ころ、秋田市居住の20代男性のスマートフォンに「1等の7億円が当たりました」という内容のSNSメッセージが届き、当選金を受け取るための費用を電子マネーで支払うよう指示されました。
 男性は、相手の指示に従い、令和5年6月14日までの間、秋田市内のコンビニエンスストアで3回にわたり電子マネーを購入し、電子マネーの利用に必要な番号を指定された外部サイトに入力し伝えて、利用権合計約4万円分をだまし取られました。
2 警察からのお願い
 「高額のお金がもらえます。そのためには受取手数料が必要です」などというSNSメッセージで、現金の振り込みや電子マネーの購入を要求するのは特殊詐欺(架空料金請求)の手口です。
 このようなメッセージやメール、電話があった場合、一人で判断せず、警察に相談してください。

特殊詐欺被害の発生について 2023/6/2
1 被害の状況
 令和5年4月上旬ころから5月30日までの間、秋田市内の70代女性の携帯電話機に、全国支援相談窓口を名乗る者から支援金を受け取ることができるとのメールが届きました。
 女性は、相手方と連絡を取り合ったところ、相手方から「国に納められた遺産があり、6,000万円が分配されます」「手続きを進めるためには、有料メッセージで連絡を取り合う必要があります」「メッセージを利用するには、ポイントを購入する必要があります」「電子マネーを購入し、その番号を教えてください」と指示されました。
 女性は、秋田市内のコンビニエンスストアで電子マネーのプリペイドカードを約10回購入し、その都度、同電子マネーを利用するための番号を伝えて、利用権合計約25万円分をだまし取られる被害に遭ったものです。
2 警察からのお願い
 お金が貰えるというメールで、貰うためには料金を支払う必要があるなどと告げた上、電子マネーを購入させて番号を聞き出すのは、典型的な詐欺の手口です。
 電話やメールなどによるお金の要求、購入情報の聞き取り、電子マネーの購入要求などがあった場合には、一人で判断せず、警察に相談してください。

特殊詐欺被害の発生について 2023/6/1
1 被害の状況
 令和5年5月26日、被害者の携帯電話に、「料金について確認事項がございます。本日中に下記電話番号までご連絡ください」などとメッセージが届き、記載されていた電話番号に架電したところ、救済センターを名乗る若い男が応対しました。
 被害者は、男から「インターネットサイトの未納料金がある」「未納料金の95パーセントが返ってくる手続きがあるのでやらないか」などと言われ、自分と家族の氏名、生年月日、収入等を伝えた後、消費者金融で金を借りるよう申し向けられました。
 被害者が、消費者金融からお金を借りられないと伝えたところ、別の男と電話が代わり、コンビニエンスストアで電子マネーを購入するよう指示されました。
 被害者は、言われるがままにコンビニエンスストアで電子マネーを購入し、その利用番号を伝え、利用権3万円分をだまし取られる被害に遭ったものです。
2 警察からのお願い
 未納料金があるなどと、電子マネーを購入させて番号を聞き出すのは、典型的な詐欺の手口です。電話やメールなどによるお金の請求、購入情報の聞き取り、電子マネーの購入要求などがあった場合は、一人で判断せず、速やかに警察に相談してください。

特殊詐欺被害の発生について 2023/2/3
1 被害の状況
 秋田市に住む20代男性が、自身のスマートフォンでSNSを閲覧していたところ、私の口座に30億円入っている 「いいね」をしてくれたらお金を振り込むなどと記載されている書き込みを見つけ、画面に表示されたURLから誘導されたサイトに、自身の電話番号と口座番号を入力しました。
 その翌日、被害者のスマートフォンにSMSが届き、当選金を受け取るためには本会員になる必要があるとし、本会員手続き費用や当選金の口座送金費用名目で、コンビニで電子マネーを購入するよう指示されました。
 男性は、秋田市内のコンビニで、相手方から指定された金額の電子マネーを2回に渡って購入し、相手方にカード番号を教え、電子マネー利用権合計5万3,000円分をだまし取られる被害に遭ったものです。
2 警察からのお願い
 お金を受け取るためには料金を支払う必要があるなどと、電子マネーを購入させて番号を聞き出すのは、典型的詐欺の手口です。
 電話やメールなどによるお金の要求、購入情報の聞き取り、電子マネーの購入要求などがあった場合は、一人で判断せず、速やかに警察に相談してください。

特殊詐欺被害の発生について 2023/1/10
1 発生状況
 令和5年1月3日、秋田市内の70代男性が勤務先でパソコンを使用中、急に画面が止まり、「ブロックしました」「解除するためには電話連絡が必要」などとメッセージが表示されました。
 表示された番号に電話をかけると、応対した男から、画面凍結を解除する料金としてコンビニで電子マネーを購入するよう要求されました。
 男性は、秋田市内のコンビニ2店で1回ずつ、計20万円分の電子マネーを購入し、その利用番号を入力画面に打ち込んで、電子マネー利用権20万円の被害に遭ったものです。
2 警察からのお願い
 パソコンがウイルスに感染したかのように装い、その対策などの名目で電子マネーを購入させて番号を聞き出すのは、詐欺の手口です。
 パソコン画面等に不審なメッセージが表示された際には、連絡先に電話をかけず、警察に相談してください。